脱毛トラブルの硬毛化・多毛化が起こりやすい部位は?原因や対処法について

最近では店舗数やプランの多さ、そして雑誌やCMでも目にする機会が多くなったことからも、誰でも気軽に脱毛できる時代になりました。
以前は脱毛での心配事といえば「やけど」でした。しかし現在は、施術後に肌を冷却処理してくれたり、クリニックでは医療施設によるアフターサービスが充実していたりするので、不安なく通えている人が多いのではないでしょうか。
しかしやけどの他にも、脱毛に関するトラブルはあります。今回はその中でも「硬毛化」「多毛化」について説明していきます。
あまり聞きなじみのない言葉かと思いますが、誰にでも起こりうるトラブルの一つなので覚えておきましょう。
硬毛化・多毛化って?

硬毛化とは
硬毛化とは施術後に、これまでよりも太くしっかりした毛が生えてきてしまう症状です。
主に産毛などの目立たなかった毛が黒くしっかりとした毛になったり、今まで生えていなかったように見えた場所から生え出したりします。
多毛化とは
多毛化は脱毛前よりも毛が増えたり、増えたように感じたりする症状のことです。
毛穴の数が増えることはないので、硬毛化した産毛によって毛が目立つようになり、多毛化したと感じる方も多いようです。
症状が起こりやすい部位は?
ではどのような部位を脱毛すると、このトラブルが起こりやすいのかをご紹介します。
前述した通り、硬毛化や多毛化は主に産毛に起こる症状です。
そのため一般的に起こりやすいのは、
・うなじ
・肩
・背中
・ひじ上
・おなか
・ひざ上
などの、もともと毛が細くて薄い部位の報告が挙げられているようです。
原因と対処法

せっかく脱毛をしたのにもかかわらず、まるで逆効果とも言えるこのトラブル。
にわかには信じがたい現象ではありますが、実は脱毛をする人の7~10%の人が、このトラブルに見舞われているのですから驚きです。
今このコラムを読んで「まぁなんとなく私は大丈夫な気がするわ」と思った方にも十分起こりえるトラブルなのです。
では実際にこのトラブルに直面してしまった場合は、どうすればいいのでしょう? 硬毛化と多毛化の原因と対処法について見ていきましょう。
原因
硬毛化と多毛化の原因は、実はまだはっきりと解明されていません。
現段階ではあくまで推測としてではありますが、脱毛効果が十分に行き届かなかったことが原因ではないかと言われています。
その理由としては
・硬毛化・多毛化は産毛のパーツによく出ること
・クリニックやサロンで使用される脱毛機の光には肌を再生させる力があること
が挙げられます。
産毛はその他の部位のムダ毛と比べ、脱毛器の光を吸収しづらい部位です。
そのため本来は光を当てて毛を弱らせるはずが、中途半端なダメージを与えてしまい、毛がそのダメージを治すために、しっかりと太く生えてしまうのではないかと言われています。
また脱毛器の光は、お肌の治療にも使われていることがあります。
これにより細胞が活性化し、肌が再生するきっかけにもなってしまう場合があるようです。
対処法
原因がわかっていないために対処法で正解と言えるものは無いのですが、その後の脱毛方法で改善ができます。
多毛化や硬毛化という問題が起きたとはいえ、毛であることは変わりありません。
今までどおり脱毛を続けていけば毛は細くなりますし、薄くなっていきます。
ただし光の強さや種類、相性などでトラブルを引き起こしてしまっている場合もありえます。サロンやクリニックと相談して、光の出力の強弱を変えてみたり、機械を変えてみたり、または脱毛を一時お休みしてみたりするのもいいかもしれません。
また脱毛クリニックによっては、硬毛化・多毛化が引き起こされてしまった場合に、一定期間は無償、あるいは格安でサポートしてくれる保証があるところも。
万が一トラブルが起きてしまった時のためにも、こういった保証が手厚いクリニックを選んでおくとより安心です。
おわりに
硬毛化・多毛化の症状と原因、対処法についてご紹介いたしました。
脱毛後に毛が太くなったり増えてしまったりなんてことが起きたらビックリしてしまいますよね。もし硬毛化や多毛化と見て取れる症状が起きたら、まずは施術したサロンやクリニックに報告しましょう。