1本1本確実に処理!電気脱毛(針脱毛・ニードル脱毛)の三つのメリット・デメリット

電気脱毛は、長続きする脱毛方法の中でも古くから使用されており、長い歴史と確かな実績がある脱毛方法です。この電気脱毛は、いったいどんなメカニズムで毛を処理しているのでしょうか。
ここでは、電気脱毛の方法やその特徴についてご紹介します。
目次
電気脱毛の方法

電気脱毛には、電気分解法、フラッシュ法、ブレンド法の3種類があります。それぞれの方法について説明していきます。
電気分解法では、電気分解作用により発毛細胞を処理します。あらゆるタイプの毛に対応可能であり、1本あたりの処理時間は60〜80秒です。
フラッシュ法では、高周波の加熱作用により発毛細胞を破壊します。1本の処理時間は1秒程度です。この方法では広範囲の処理が可能であり、金属アレルギーの方も問題ありません。
そしてブレンド法では、電気分解法と高周波法を取り入れた方法で発毛細胞の機能を処理します。毛の質を選ばない方法であるため、さまざまな毛のタイプに対応可能です。1本あたり3〜20秒で処理します。
電気脱毛の3つのメリット

【1.長続きする脱毛が可能】
電気脱毛では、直径0.05〜0.15mmのニードルまたはプローブを1本1本の毛包に差し込み、微量の電気または高周波を流して発毛細胞を処理します。
毛包内の、毛乳頭や毛母細胞や毛包などの発毛に関わる細胞で構成されている部分を破壊するため、長期間脱毛効果が期待できます。
【2.あらゆるムダ毛をきれいに脱毛できる】
電気脱毛では、施術者が太さや角度に合わせて、ムダ毛1本1本の毛包に針を挿入し、電気または波高周波を流し込みます。
太くて濃い毛から産毛に至るまで、ありとあらゆる毛の処理が可能です。発毛細胞が確実に破壊されないと毛が再生してしまうため、施術者には高い技術が求められます。
【3.他方法では処理困難な部分にも対応可能】
眉毛やアンダーラインなどといった繊細な部位であっても、電気脱毛であれば処理が可能です。
医療レーザーで脱毛できなかった産毛などに対して、電気脱毛が施されることもあります。
また色素沈着が強い部分に対しても有効です。
電気脱毛の三つのデメリット

【1.痛みや腫れが生じる場合もある】
電気脱毛では、毛穴に針を差し込んで電気や高周波を流すため、レーザー脱毛や光脱毛より痛みがあるとされています。
痛みは針の挿入から生じるのではなく、発毛細胞を破壊するために流す電気や高周波によるものです。毛深くて毛根が濃い方だと、施術状況によっては強い痛みを感じる場合があります。
施術後は毛穴部分が赤くなったり、腫れたりすることもあるため、その際は十分に冷やす必要があります。痛みや腫れなどは、せっけんをつけて強く洗ったり、汚れた状態にしたりすると炎症を起こす可能性があるため、注意が必要です。
適切なアフターケアをすれば自然と治まり、数日後にはきれいな状態の肌になります。
【2.時間と費用がかかる】
電気脱毛は1本1本の毛を処理するため、時間がかかります。時間を要する分、それなりのコストが必要です。
1回あたりの費用も比較的高くなっているため、電気脱毛を検討する際はコストの面で事前の確認が必要であるといえるでしょう。
【3.広範囲の脱毛には不向き】
電気脱毛は1本1本の毛を処理していく方法であるため、脚や腕のような広範囲の部分に生えている毛には向きません。
このような毛には、レーザー脱毛による処理が効率的であるといわれています。
おわりに
電気脱毛の施術には、専門的な知識や高度なスキルそして経験が必要です。
また体内に針を挿入してムダ毛の処理をするため、感染症対策は万全でなくてはいけません。
安心して脱毛するためには、サロン選びにもしっかりと重点を置くようにしましょう。