メラニン色素に働きかける!光脱毛の特徴と仕組みについて

光脱毛はレーザー脱毛や針を行う電気脱毛などと並び、ムダ毛処理を検討する際に、選択肢の1つとして挙げられる方法です。
この脱毛法まだ歴史が浅い処理方法ではありますが、身だしなみを整える美容法または短期的な対処法の1つとして考えられます。
ここでは光脱毛の仕組みやメリットとデメリットについてご紹介します。
目次
光脱毛の仕組み

光脱毛とは、特殊な光を使用して、毛の再生機能を破壊する施術法です。毛根だけではなく、毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織も処理します。
フィルターで選別され照射される波長幅の光は、黒色に反応します。成長期の毛根周辺にはたくさんの黒色メラニンが存在し、光脱毛の光はこのメラニンに反応して作用する仕組みです。
照射された光はメラニンに吸収され、そこで熱のエネルギーに変化し毛を発熱します。熱変性した毛は炭化して、その後抜け落ちます。
光脱毛のメリット

【1.比較的痛みが少ない】
光脱毛は、レーザー脱毛やニードル脱毛と比較すると痛みがとても少ないです。
個人差はあるものの、痛いという感覚より、少し熱く感じたり、ゴムでパチンと肌に刺激を与えた程度であったりするため、大きな心配はありません。
また光脱毛は他の方法と比較して、施術時間が短いです。軽度な刺激はあるにせよ、短時間で施術が完了するため、その点でも痛みは少ないといえます。
そして回数を重ねるごとに毛量が少なくなり薄くなるため、その分痛みなどの刺激や違和感は軽減されていきます。
【2.1回で広範囲にわたる処理が可能】
光脱毛は照射面積が広いため、1回の照射範囲が広く短時間で処理が可能です。
ひざ下や背中などといった広範囲の脱毛を臨むのであれば、光脱毛が適しているといえます。
【3.美肌効果の可能性】
光脱毛にはインテンス・パルス・ライト(波長380nm〜800nm)が使用されており、この波長は可視光線と呼ばれる光エネルギーです。
可視光線は脱毛だけではなく、肌トラブルの処理に使われるものなので、毛穴を引き締めたり、お肌のキメを整えたりする美肌効果も期待できます。
【4.値段が安い】
光脱毛では、レーザー脱毛やニードル脱毛と比べると施術費用が安く済みます。気軽に脱毛が行える点は、光脱毛の大きなメリットであるといえるでしょう。
毛の太さや毛深さなどの個人差はありますが、脱毛するためには数回の施術が必要です。1回の値段が比較的安い光脱毛は、複数回通うことになったとしてもそこまで大きな負担にはなりにくいです。
光脱毛のデメリット

1.産毛や色の薄い毛には対応できない
照射される光は黒い色にのみ反応するため、産毛や色の薄い毛に対しては効果が期待できません。
対応できる毛の種類が限られているという点は、光脱毛のデメリットの1つであるといえます。
2.シミやホクロがある部分には施術ができない
前述した通り、照射される光は黒い色に反応します。これにより光がシミやホクロに対して熱を与えてしまうため、やけどを生じさせてしまう恐れがあります。
よってシミやホクロがある部分には施術ができません。同様の理由で、過度に日焼けをした肌にも施術ができません。
シミやホクロがある場合には、その部分を避けて施術を行ったり、メンディングテープなどを貼り付けてカバーしたりするのが一般的です。
光脱毛を行う際には、事前にしっかりと肌の状態をチェックしておくことが大切です。
おわりに
どの脱毛方法にも長所と短所があり、それは光脱毛も同じです。
ある方法が他の方法よりか劣っているという見方をするのではなく、脱毛処理によって何を求めているのかを明確にして、自分に適している施術法を選択すると納得いく結果が得られるでしょう。